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【上級者向け】サラサクリップ0.5を使ってこんな練習

 




競書の横書き課題。


 

 

今回、この練習をするにあたって、自分に課したことは…



細くするべきところは、極限まで字の線を細くする、ということです。

 

画像ではよく分からないと思いますが、一応、そのつもりで書いています(笑)。

 

アルファベットのところは、どこを細くするべきか、自分の中で迷いがありますので、だいたい同じ筆圧で書いています。のっぺりしているのが分かると思います。




使用しているペンは、サラサクリップ0.5。




このようなジェルタイプのペンで、線質を高めるために重要なことは、「細い線が書けるか」ということです。

 

細いペンを使って、細い線を出すのではありません(それは言うまでもなく簡単です)。

 

細いペンは、細い線しか出しにくいので、線質を鍛える練習には向いていませんし、そもそもペン習字には向いていません(自分の考えです)。細いペンは、小さな字をメモするときなどに、使うものかなぁと思っています。



0.5以上のペンを使って、細い線を出すのです。




もちろん、全部の線を細く書くのではありません。

 

強く書く部分は、強く書きます。

 

そうやって、強弱の差をしっかりと出してやると(ジェルタイプのペンの場合です。つけペンは、比較的簡単に強弱がつくれるので、強弱の差を出し過ぎるとおかしくなることもあります)、強く書いたところと、弱く書いたところが、絶妙なコントラストを見せてくれます。



筆圧を極限まで弱めて字を書くのは、コントロール力が必要です。

 

うまくコントロールできないと、字がかすれてしまいます。

 

練習中、何度も字がかすれてしまいました。



字がかすれても、気にせず練習です。

 

字がかすれる、ということは、正しい練習ができている証拠ですのでね。